今日は備忘録も兼ねてわんコメの紹介をしようと思います。
わんコメは配信中にコメント関係のあれこれを管理できるソフトです。
YouTube、Twitch、ニコニコなどだいたい対応してます。
配信中にコメントを見る余裕がないゲームをするときにコメント読み上げ機能が欲しくなったのが導入のきっかけです。
いくつか読み上げソフトを試して最終的にわんコメに行きつきました。
僕がわんコメで使っている主な機能はこんな感じです。
・配信画面へのコメント表示
・コメント読み上げ
・読み上げる文字の変更
・コマンドVOICE機能
これらの機能のノウハウを紹介します。
わんコメのVersionは6.0.4時点での話です。Version6ならだいたい一緒の使い方になると思います。
・はじめに
こちらからインストールします。
インストールが終わったら自分のチャンネルのURLを貼ります。接続ボタンをONにするだけで繋がります。
配信ごとにURLは変わるものですが、チャンネルURLを貼っておけば自動で配信ごとの個別URLを取得してコメントを取ってきてくれるので、最初にこの作業さえしてしまえば以後はわんコメを起動するだけでOKです。(導入前は配信のたびにコメントのURLをOBSにコピーしてたので一手間減りました。)
限定公開のURLは取得してくれないのでもしテスト配信をしたい場合は限定公開の個別URLを貼ってコメントを取得しましょう。
・配信画面へのコメント表示
・・・→テンプレートの中から好きなテンプレートを選んでOBSにドラッグするだけです。
サイズは自分の好みで変更しましょう。
接続中のチャンネルからコメントを取得して配信画面に表示してくれます。
ちなみに複数のチャンネルから同時にコメントを取得できるのでコラボ配信などで相手方のコメントを一緒に表示することもできます。
・コメント読み上げ、読み上げ文字の変更
コメントの読み上げは「読み上げ」ボタンをONにするだけです。
たまに想定と違う読み方をされるので、そんな時は・・・→設定→読み上げの中の「読み上げ変換」機能を使いましょう。
左側に文字列、右側に読ませたい読み方を書きます。
絵文字の読み方も変えることができます。だいたいの絵文字はデフォルトで読みが入っているのですが、YouTube絵文字だけ英語のまま読まれてしまうので自分の好みに合わせて読み方を入れています。
連続して絵文字が打たれたときにわんコメ側が区切りを判別できなくて正常に読んでくれないことがあるので、読み上げ変換の左側は正規表現で書くとうまくいきます。
「hand-pink-waving」ではなく「/hand-pink-waving?/」と入力します。
ちなみに絵文字を読み上げ変換しても文字数は変換前のアルファベット数で数えられてしまうので、「コメント読み上げ文字数制限」が小さいと絵文字が2,3個打たれただけで読み上げされなくなってしまいます。
そのため僕は文字数制限の設定を少しだけ引き上げています。
・コマンドVOICE機能
特定のコメントが打たれたときに音声を流す機能です。
「書き出し」ボタンはONにしておきます。
・・・→テンプレートの中にword-partyがあるので先ほどと同様にOBSにドラッグしましょう。
再びテンプレートに戻り、鉛筆マークを押してエディタを開きます。
まずは追加ボタンを押します。
自分の管理しやすい「名前」をつけましょう。
「パターン」に入れた文字列のコメントが打たれると演出が入ります。
「演出」は固定表示にすると音声だけを流すことができます。音声と同時にいろいろな演出を入れたい時はここを変更しましょう。
あとは「効果音」に音声ファイルをドロップすればword-party側はOKです。
ただしこのままだとコマンドVOICEの音声と通常のコメント読み上げが競合します。
「ジャーネ」と打たれたときにジャーネVOICEとじゃーね読み上げが二重で聞こえます。
そこでコメント読み上げの時にやった「読み上げ変換」を使って「ジャーネ」の読みを空白にして読み上げないようにします。
さてこれでどうでしょう。「ジャーネ」と打たれたときはジャーネVOICEだけが流れるようになりました。
ところが「お疲れさまでしたジャーネ」と打たれてしまうとジャーネVOICEが流れつつ、「お疲れさまでした」と読み上げが入ってしまいます。
そこで「ジャーネ」を含む文字列が打たれたときは全くコメントを読み上げないように正規表現を使用します。
左側は「ジャーネ」ではなく「/^(?=.*ジャーネ).*$/」と入力します。
右側は空白でOKです。
こんな感じでわんコメはいろいろできるのでよかったら使ってみてはどうでしょうか。